私は昨年の2月から、本格的に大学を入り直そうと決意しました。
昨年の4月で薬学部を中退し、6月からムライスタディの講師である村井先生と、月に6回程度の受験対策を行いました。
私は、仙台のアパートの方が勉強に集中できると考え、村井先生の授業がある日に実家の須賀川市に帰省していました。
実のところ、アルバイトと両立しながらの受験生活は、より一層の過酷さを増していきました。
現在から当時を振り返ると、一般選抜の対策と並行して総合型選抜の対策をするのは、至難の業でした。
しかし私は、今年度で合格したいという強い思いから、既卒生には不利と言われる「総合型選抜」を受験することに決めました。
初めは、村井先生から「既卒生はリスクが伴うから、一般受験に時間を割いた方がよい」と勧められたのですが、「自分の人生に後悔はしたくない」という思いを伝え、推薦入試の対策が始まりました。
夜間は地元スーパーのアルバイトなのですが、村井先生からの「日記」の課題は疲れていてもがんばって続けました。おかげで小論文に必要な語彙力と表現力が格段にアップしました。アルバイトの翌日も起床すると、朝、昼は机に食らいついていました。
中学校の復習をすべき科目もあったのですが、同時に志望理由書の内容も検討しつつ、面接の受け答えや小論文の書き方も教わり添削を受けていたのです。
また、志望理由書に記入する多くの具体的材料をアルバイト先のスーパーから提供して頂けたことには、非常に感謝しています。
総合型選抜入試では2度の選考をクリアして初めて合格になるのですが、1次選考の結果は何とC判定でした。このときは頭の中が真っ白になりました。このまま2次選考を受験するか、それとも一般試験に切り替えるか運命の決断を迫られたのです。
村井先生は、「後悔のない受験にした方がいいよ」と私の背中を押してくださいました。
2次選考直前は、さらに追い込みたかったので、1日10時間ほど、各大学の小論文の過去問をひたすら黙読し、その問いに対し小論文を作成していました。激しい頭痛と腰痛に襲われたりもしましたが、そこで諦めなかったからこそ、逆転合格を獲得できたのだと振り返ってしみじみと思います。
もしかしたら、以前の大学に在籍していた方が、同年代の人たちと充実した生活を送れていたのかもしれません。しかし、私には、入り直してまで学びたいことがありました。それは経済学や経営学です。将来は会社経営をしながら、人や社会の役に立つ人間に成長したいです。
そのためにも、再入学できたこの大学の4年間は、受験期を支えてくれた講師の村井先生や家族、友達への感謝の思いを忘れず、学業や課外活動にも精一杯 励みたいと考えているところです。
